G-NICE特集記事一覧

Vol.63(2018年1月)

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  • 岐阜大学 SIPインフラ地域実装プロジェクト
  • インフラミュージアム
  • Tokai-EDGE(Tongali)プログラム始動

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特集1:岐阜大学SIPインフラ地域実装プロジェクト岐阜大学

岐阜大学SIPインフラ地域実装プロジェクトにおける取り組み

 内閣府主導の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の中に、「インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」の分野があり、平成26年から維持管理技術の研究開発が活発に行われています。地方自治体等におけるSIP維持管理技術の利用を促すために追加公募が昨年度行われ、岐阜大学SIP実装プロジェクトも採択されました。

 岐阜大学のプロジェクトでは、SIP維持管理技術に関する説明会、公開フィールド試験、結果の報告会等を行い、維持管理技術者の方々にSIP維持管理技術の内容について理解していただくとともに、開発者の方々には、地域からのニーズを伝えています。維持管理に関する様々なニーズや新技術が使われにくい理由を関係者が互いに理解し、対策を一緒に考え、新技術の利用の障壁を低くすることを目指しています。さらに、岐阜大学キャンパス内におけるトンネル断面や橋梁の構造物モデルの建設を支援し、新しい点検技術の検証や維持管理技術者の育成に役立てています。

岐阜大学SIPインフラ地域実装プロジェクトにおける取り組み.pdf

インフラマネジメント技術研究センター

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特集2:インフラミュージアム

維持管理技術者を育成するための構造物モデル

岐阜大学では、インフラメンテナンスに関わる人材育成を充 実させるため、臨床教育用教材として活用する「インフラミュー ジアム」を設置することになりました。トンネルや橋梁、盛土など、 実大の構造物モデルを構築し、学生や技術者がそれぞれの構造 物がどのように建設されたのかを学習し、実社会で起こっている 様々な課題に対して適切に対応できる能力を身につけることを 「インフラミュージアム」の目的としています。当センターが実施 している社会基盤メンテナンスエキスパート(ME)養成講座にお トンネルモデル トンネルの基本的な 岐阜大学 工学部附属 インフラマネジメント技術研究センター センター長 沢田 和秀 いても活用されることも期待されます。  岐阜大学内の教育だけでなく、各種機関や団体の研修などに もご利用可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

見学申込み・お問い合わせ E=Mail:ciam-secretary@gifu-u.ac.jp TEL/FAX:058-293-2419

インフラミュージアムの構造物モデル.mp4

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特集3:Tokai-EDGE(Tongali)プログラム始動

 岐阜大学は、東海地区の4大学(名古屋大学、豊橋技術科学大学、名古屋工業大学、三重大学)と連携して、「自らのアイデアや技術で、世の中に大変革をもたらそうとチャレンジする人材」や「『専門分野における基礎能力』と『鋭利なマインドセット』を併せ持ち、イノベーションをリードしアクションを起こす人材」を育成することを目的に起業家教育に注力しております。

 このほど、本学を含む東海5大学連携教育プログラム「Tokai-EDGE(Tongali)」が、文部科学省の次世代アントレプレナー育成事業「EDGE-NEXT」のコンソーシアムの1つに選ばれました。

Tokai-EDGE(Tongali)プログラム.pdf