保存安定性の高い架橋形成酵素の開発とバイオマテリアルへの応用
ものづくり(ナノテク・材料)
研究者 |
工学部 化学・生命工学科 生命化学コース 大野敏 准教授 |
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研究概要
接着タンパク質にはDOPAが含まれ、配位結合や水素結合によって、疎水性の場合はベンゼン環の相互作用を介して強固な接着能を持ちます。さらにその酸化体であるDOPAキノンは、タンパク質間の二量体化やマイケル付加反応などによりタンパク質間架橋を形成します。
開発した新規架橋形成酵素によりタンパク質分子内のチロシン残基をDOPAやDOPAキノンヘ変換し、上記性質を利用したタンパク質のみから構成される接着・粘着剤に応用できます。
この接着・粘着剤は化学物質を含まず、生物や環境に対する安全性の面で有利です。
資料・ポスター
キーワード
タンパク質、接着剤、粘着剤、架橋反応、修飾反応、バイオマテリアル
出展した展示会
- イノベーションジャパン2024