縞状微多孔相を利用した高分子の複合化と応用展開
ものづくり(ナノテク・材料)
研究者 |
大学院自然科学技術研究科 物質・ものづくり専攻 高橋紳矢 助教 |
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研究概要
簡便な力学処理により発生したクレーズ内に存在するナノスケールの多孔相を利用した高分子複合材料の応用展開について、主に機能発現の観点から数例紹介致します。
◎撥水性と水付着性を併せもつナノ粒子/ポリプロピレン複合素材の異方ぬれ制御と大気から水を取り出す集水能について報告します。
◎ナノ孔をカプセルとして用い、従来の薬剤マイクロカプセルを使用せずに薬剤保持ができます。、大幅に含浸量(例えば20%)も増加しています。
研究内容
簡便な力学処理により発生したクレーズ内に存在するナノスケールの多孔相を利用した高分子複合材料の応用展開について、主に機能発現の観点から数例紹介致します。
◎撥水性と水付着性を併せもつナノ粒子/ポリプロピレン複合素材の異方ぬれ制御と大気から水を取り出す集水能について報告します。
◎ナノ孔をカプセルとして用い、従来の薬剤マイクロカプセルを使用せずに薬剤保持ができます。、大幅に含浸量(例えば20%)も増加しています。
【従来技術に対する新規性・優位性】
・機能発現に際して機械的、電気的な動力を必要としない。
・クレーズ複合法の調整だけで埋込み粒子や含浸物質の量を制御できる。
・含浸に関して、練り込み法などに比べて非加熱で、より高濃度化が実現できる。
活用分野・用途・応用例・商品例・事業化のイメージなど
・撥水付着性を利用した大気集水性(渇水地域での水資源確保)
・水の流れの方向性スイッチング(水分の輸送性、集積力の非動力・省力制御)
・異方的な粘着性の獲得(市場に希薄な異方粘着性制御の実現)
キーワード
ナノスケール多孔相、高分子複合材料
出展した展示会
- イノベーションジャパン2022