廃棄物を資源へ 新しい炭素繊維循環モデル
環境・エネルギー(エネルギー)
研究者 |
工学部 化学・生命工学 物質化学コース 入澤寿平 准教授 |
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研究概要
サステナブルかつ低コストな炭素繊維の研究開発
研究内容
岐阜大学ではFuture Fiber Factoryを設置し、炭素繊維製造の基礎研究開発において日本を牽引しています。特に、炭素繊維の新たな資源循環システムの提案に向け「作る」「使う」「循環」の3拍子揃った一気通貫の研究を行なっています。従来の「ゆりかごから墓場まで」を基本理念としたエネルギーや二酸化炭素収支に関するライフサイクルアセスメントが通用しない「Cradle to Cradle〜ゆりかごからゆりかごへ」を新たに提案し、究極の炭素循環社会を炭素繊維の観点から実現することを目指しています。
活用分野・用途・応用例・商品例・事業化のイメージなど
現在、国内ではクリーンエネルギー政策の一環で、水素社会に実現に向けた取り組みが行われる中で、水素貯蔵において、炭素繊維は欠かせないアイテムです。2020年で12万トン生産されたと推定されている炭素繊維需要を今後10年で飛躍的拡大させるのが水素タンク需要と予想されていますが、その他、ドローンや自動車体用においても需要拡大が予想されています。新しい資源循環モデルの提案は、社会的インパクトも大きいです。
資料・ポスター
キーワード
炭素繊維,資源,高分子,炭素繊維強化プラスチック,省エネルギー,新エネルギー,水素社会
出展した展示会
- イノベーションジャパン2025