ファージセラピーの安全性を向上させる新手法
ライフサイエンス(医療・福祉)
研究者 |
大学院医学系研究科 安藤弘樹 助教 |
---|
研究概要
ファージは細菌に感染する天敵ウイルスである。多剤耐性細菌感染症の治療法や細菌叢の編集手法として、ファージセラピーが注目されている。ファージセラピーの有用性は明らかであるが、一方でウイルスであるファージは宿主細菌が存在する限り増殖し続けてしまい、変異の蓄積等による意図しない副作用が生じる可能性がある。そこで、ファージの感染性と殺菌性は維持したまま、一度限りしか感染できない宿主細菌特異的ナノ粒子を開発した。これは、生物学的封じ込め可能なファージと言い換えることもできる。In vitro及びin viboでの有用性を確認している。
資料・ポスター
キーワード
ファージセラピー、宿主細菌特異的ナノ粒子、多剤耐性細菌感染症
出展した展示会
- 中部地区医療
- バイオ系シーズ発表会2019