研究シーズ集

ファージセラピーの安全性を向上させる新手法

ライフサイエンス(医療・福祉)

研究者 大学院医学系研究科
安藤弘樹 助教

研究概要

ファージは細菌に感染する天敵ウイルスである。多剤耐性細菌感染症の治療法や細菌叢の編集手法として、ファージセラピーが注目されている。ファージセラピーの有用性は明らかであるが、一方でウイルスであるファージは宿主細菌が存在する限り増殖し続けてしまい、変異の蓄積等による意図しない副作用が生じる可能性がある。そこで、ファージの感染性と殺菌性は維持したまま、一度限りしか感染できない宿主細菌特異的ナノ粒子を開発した。これは、生物学的封じ込め可能なファージと言い換えることもできる。In vitro及びin viboでの有用性を確認している。

033_naiyou1.jpg

033_naiyou2.jpg

資料・ポスター

ダウンロード

キーワード

ファージセラピー、宿主細菌特異的ナノ粒子、多剤耐性細菌感染症

出展した展示会

  • 中部地区医療
  • バイオ系シーズ発表会2019