新たなヨーグルト製品の開発に向けた地域乳酸菌の単離
ライフサイエンス(アグリ・食品)
| 研究者 |
応用生物科学部 食農生命科学科 中川智行 教 授 |
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研究概要
岐阜大学では岐阜県の地域生物・遺伝資源の活用を目的に,岐阜県内に生息する地域乳酸菌の単離とそれを活用した発酵食品の開発を行ってきました。
今回,たかすファーマーズとの共同研究から,新規ヨーグルトの開発に向けた新たな地域乳酸菌の単離について解説します。
研究内容
乳酸菌は自然界に広く分布し,その地域の気候・風土に適応し,生存しています。
私たちは,これら自然界に生息する地域乳酸菌に着目し,岐阜県内の植物サンプルから乳酸菌を単離してきました。
これら「岐阜乳酸菌」の様々な分野での活用を考えています。

活用分野・用途・応用例・商品例・事業化のイメージなど
岐阜乳酸菌によるヨーグルト飲料の開発
たかすファーマーズとの共同研究で,郡上市高鷲地域から牛乳および豆乳のカード系性能を指標に野生の乳酸菌を単離した。
単離した乳酸菌はEnterococcus faecalisであり,実際にヨーグルトを作成した結果,風味を指標にEC11株を選抜した。
EC11株「ひるがの乳酸菌」を用いて飲むヨーグルトを商品開発し,商品化した。

資料・ポスター
キーワード
食品微生物、分子生物、産業用酵素、乳酸菌、食品発酵
出展した展示会
- FOOD STYLE2025(発酵食品ワールド)
