岐阜大エールビール「多望之春-各務」
ライフサイエンス(アグリ・食品)
研究者 |
応用生物科学部 応用生命科学課程 食品生命科学コース 中川智行 教 授 |
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研究概要
岐阜大学では岐阜県食品科学研究所との共同研究成果として清酒酵母GY115株を育種しました。このGY115株を用いた新たなエールビール「多望之春-各務」の開発について解説します。
研究内容
・ゲノム解析の結果から、GY115株は遺伝系統的に清酒酵母系に分類されます。 一般的に清酒酵母はビールの主原料麦芽糖を資化
できないことから、ビール醸造に利用できません。
・GY115株は、一般的な清酒酵母と異なり、麦芽糖を分解する能力を持っていました。
・GY115株の麦芽糖を利用する能力が向上した株を育種し、エールビール醸造試験を行いました。その結果、ビール発酵力が向上した
酵母株を育種できました。
活用分野・用途・応用例・商品例・事業化のイメージなど
・育種したGY115-a3M株を用いて、岐阜麦酒醸造様にて岐阜大エール「多望之春-各務」ビールを開発しました。
資料・ポスター
キーワード
食品微生物、分子生物、産業用酵素、ビール酵母
出展した展示会
- しんきんビジネスマッチング2023
- FOOD STYLE2024(発酵食品ワールド)