施設園芸・植物工場を用いた植物生産と環境調節技術
ライフサイエンス(アグリ・食品)
研究者 |
応用生物科学部 生産環境科学課程 応用植物科学コース 嶋津光鑑 教授 |
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研究概要
環境調節工学とは?
植物の生育は,光,温度,湿度,CO2濃度,気流など,周辺の気象や根圏環境の影響を受けます.
植物関連の環境調節工学では,
(1) 気象や根圏環境と植物生育の関係の解明
(2) 植物生育環境の最適制御による植物生産の収量や品質の向上
(3) 植物生産システムの自動化
について研究します.
研究内容
制御環境下での植物生産・生理生態反応の解析
栽培植物の生育空間を透明なフィルムで被覆すると,露地とは異なる気象環境が形成されます.このように,隔離された生育環境であれば,試験管内の培養環境から,露地でのトンネル・べたがけ栽培,温室,養液栽培,さらには,光・温度・湿度・CO2濃度等が完全に制御された植物工場までが植物環境制御学の研究対象となります.また,外界とは異なる生育環境を構築する技術を利用して,細胞レベル,個体レベル,群落レベルでの植物の生理生態反応が研究できます.
現在の研究課題
(1)高温期の省エネ的な温室冷房・加湿制御に関する研究
(2)日射が多く換気条件下となる日中のCO2施用と栽培植物の光合成速度のモニタリング法
(3)完全制御型植物工場を用いた高品質植物の安定生産に関する研究
資料・ポスター
キーワード
施設園芸、植物工場、環境調節技術
出展した展示会
- 岐阜地域産学官連携交流会2018