ヒト腸内環境再現モデルを用いた食品素材の評価
ライフサイエンス(アグリ・食品)
研究者 |
応用生物科学部 応用生命科学課程 食品生命科学コース 稲垣瑞穂 准教授 |
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研究概要
近年、人々の健康に腸内細菌が深く関わっていることが分かりつつあります。私たちは、ヒト糞便を用いて培養することで、培地中に個人の腸内細菌叢を再現しています(ヒト大腸フローラモデル)。この試験系に様々な食品素材を加えることにより、腸内細菌叢がどのように変化するのかを検証しています。
研究内容
本研究は、ホスト(ヒト)と腸内細菌叢の関係性についての議論はできませんが、外来成分(食品・薬・添加物・農薬など)が個人の腸内細菌バランスにどのような影響を与えるのかを評価することが可能です。(参考文献:Takagi et al., PLoS ONE, 2016)
活用分野・用途・応用例・商品例・事業化のイメージなど
機能性食品の開発、食品の安全性評価
新薬・農薬等による腸内細菌叢への影響評価
被験物の大腸内での代謝再現(将来的な展望)
資料・ポスター
キーワード
腸内細菌、大腸フローラモデル
出展した展示会
- 産学連携フェア2018