研究シーズ集

シソ科ハーブ抽出液による植物の耐病性誘導

ライフサイエンス(アグリ・食品)

研究者 応用生物科学部 生産環境科学課程 応用植物科学コース
松原陽一 准教授

研究概要

数種シソ科ハーブの水抽出液は抗菌・抗酸化活性を有し、野菜病原菌への抗菌作用、主要病害である炭疽病・萎黄病(イチゴ等)への発病抑制効果があります。また、メタボローム解析によりハーブ2次代謝成分が抗菌性を有することを確認しています。一方、他病害への汎用的防除の可能性もあり、安全性の高い防除資材として考えられます。

研究内容

シソ科ハーブ水抽出液による病害防除・成長促進は、非揮発性2次代謝成分を利用するため効果の持続性が期待できます。また、植物性資材として減化学農薬による収穫物・生産現場の安全性確保を図れます。ハーブ抽出液製剤としての病害防除利用や、数種抗菌物質による化学防除剤の開発も可能と考えられます。

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資料・ポスター

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キーワード

シソ科ハーブ、抽出液、野菜病原菌、抗菌、抗酸化、炭疽病、萎黄病、防除

出展した展示会

  • アグリビジネス創出フェア2018