甘柿乾燥品の品質特性評価

ライフサイエンス（アグリ・食品）

研究者	応用生物科学部　応用生命科学課程　食品生命科学コース今泉鉄平助教

柿の乾燥製品は，渋柿品種を利用して主に生産されてきました。他方で，「味や食感の多様化」や「製品の高品質化」といった現在の消費者要求を追求するたには，甘柿品種においても幅広く検討することが望ましいと考えます。そこで，本研究では，加工手法が甘柿乾燥品の品質に及ぼす影響についての調査を行いました。

柿に限らず，農産物の品種や加工条件が乾燥製品の品質を大きく左右することが示唆されました。特に，本研究ではブランチング操作による乾燥効率改善効果も示しておりますが，食感改変操作としての有効性も示されました。これらの知見は地域の農産加工品の価値創出に寄与できると期待します。

甘柿乾燥品、品質評価、加工手法