食べ頃見極め可能 キウイフルーツ果実糖度 の追熟「前」予測
ライフサイエンス(アグリ・食品)
研究者 |
応用生物科学部 応用生命科学課程 食品生命科学コース 西津貴久 教授 |
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研究概要
キウイフルーツは熟度ステージがバラバラなまま店頭に並ぶ上に、外見で熟度判定が困難なため、食べ頃の状態で消費されてない課題があります。
今回、果実密度が追熟後糖度にほぼ比例する事に着目し、果実密度を簡便に精度よく測定する方法(ヘルムホルツ共鳴活用)を実現し、流通前に糖度選別を可能にする事で、商品付加価値アップ、販売時期の最適化を実現します。
活用分野・用途・応用例・商品例・事業化のイメージなど
- 収穫時に密度を測定することで、追熟後に到達する糖度を推定.
- 最終糖度別に分類管理することで、追熟期間のばらつきを少なくし、食べごろの予測精度の向上が期待できる.
- 流通前に糖度選別が終了しているため低糖度のものをまわす事で貯蔵コストの削減を図ることができる.
- 密度選果により、低密度のものは加工用とすることで、貯蔵コストを下げることができる
- 糖度増加限界が明らかなので、追熟完了の目安になり、販売時期を誤らない
- 糖度別の価格設定ができる
資料・ポスター
キーワード
キウイフルーツ、果実密度、熟度、追熟後糖度、ヘルムホルツ共鳴
出展した展示会
- イノベーションジャパン2019