絶滅危惧植物「ヌマダイコン」を活用した抗炎症・美肌素材の開発
ライフサイエンス(アグリ・食品)
研究者 |
工学部 化学・生命工学科 竹森洋 教授 |
---|
研究概要
キク科植物「ヌマダイコン」は、台湾では炎症性疾患に煎じ薬や塗り薬として利用される生薬です。主要成分11αOH-カウレン酸は熱・酸に耐性で、美白・肌荒れに有効と期待されます。薬理研究から、ヌマダイコン煎じ茶に抗炎症、抗酸化、コロナウイルス受容体分解作用が確認され、新たな食材・化粧品素材としての開発が期待されています。
活用分野・用途・応用例・商品例・事業化のイメージなど
ヌマダイコンは多くの地域で絶滅危惧種に指定されているため、農業生産法人LSふぁーむと共同で商用生産を開始しています。化粧品・健康食品・製薬メーカとの共同研究で、塗布及び飲む化粧品(美肌・抗しわ)、肌荒れや整腸作用に有効な機能性表示食品やサプリ、医薬品原料などの商用化を目指します。
資料・ポスター
キーワード
ヌマダイコン、カウレン酸、美白、肌荒れ、抗炎症、抗酸化、化粧品素材
出展した展示会
- アグリビジネス創出フェア2020
- イノベーションジャパン2019