研究シーズ集

低コストで簡便な太陽電池劣化抑止、高速劣化回復技術

環境・エネルギー(エネルギー)

研究者 工学部 電気電子・情報学科
大橋史隆 准教授

研究概要

太陽電池システムの大型化と安価なトランスレスインバーターの普及により,電圧誘起劣化現象(PID: Potential Induced Degradation)によってシャント抵抗が小さくなり,太陽電池の出力が短期間に大幅に低下する問題が生じています。

(1)PID抑止技術:
簡便に製膜可能な高抵抗材料であるガラス層を用いることにより、多様な構造の太陽電池モジュールに応用可能です。

(2)PID回復技術:
従来技術ではシャント抵抗の回復に数時間要していましたが,本技術では大幅に短時間で回復できます。

  • 光照射による回復:数10分
  • 電流/電圧パルスによる回復:最短10秒程度(~100%の回復)

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活用分野・用途・応用例・商品例・事業化のイメージなど

  • 多様な太陽電地モジュールに応用可能な電圧誘起劣化抑止技術
  • 電圧誘起劣化した太陽電地モジュールの屋内/屋外での高速な回復

資料・ポスター

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キーワード

太陽電池、劣化申し、劣化回復、PID、シャント抵抗

出展した展示会

  • イノベーションジャパン2019