Vol.53(2015年7月)
- 地域に貢献する次世代エネルギー研究センター
- 技術シーズ
1.水素透過膜による水素製造反応の高効率化と水素エネルギーネットワークの実現
2.温排熱回収型高性能 高温・冷熱生成ハイブリッドシステム
特集1:地域に貢献する次世代エネルギー研究センター
2915年4月 岐阜大学 研究推進社会連携機構に”次世代エネルギー研究センター”を設置
本センターは旧来のプロジェクト研究センターでありました”未来型太陽光発電システム研究センター”の太陽光発電システムの研究に加えて、再生可能エネルギー全般、水素エネルギー、熱エネルギーの高効率利用m再生可能エネルギーによる発電量の予測、再生可能エネルギーの大量普及を見越した電力網の安定化技術、未来の交通システムに関する研究を網羅しています。この様な研究を通じ、さらに岐阜県や地方自治体と連携することにより地域のエネルギー産業に貢献してゆきます。

特集3:産官学連携活動 Collaborative Activities
~地域農産物『下呂産こんにゃく芋』を活用した冷凍こんにゃくの開発~
【株式会社マンナン工房ひだ】 北野 勝広 代表取締役
平成25年度岐阜県農商工連携ファンド事業を活用させて頂き、岐阜大学と冷凍耐性に拘ったこんにゃく(冷凍解凍しても味・食感が損なわれない)の共同研究をスタートしました。冷凍食品業界ではこんにゃくの需要用途は多様に渡りますが解凍後の品質等に課題が残り需要が伸び悩んでいる現状がありました。今回の西津教授との共同研究により我々では解明できないこんにゃくの特性や問題点を、色々な面から専門的な分析を大学で進めていただいた結果、常温の既存商品と遜色のない味・食感の冷凍耐性の商品化に成功しました。また、使用する原料も地元産こんにゃく芋を使用することによって地域資源を活用することで地域の活性化にも繋げていけると思います。今後、冷凍こんにゃくを弊社の重要主力商品として取り組んでいきたいと思います。
『下呂産こんにゃく芋』を活用した冷凍用こんにゃくの開発 西津 貴久教授.pdf

