Vol.49(2014年7月)
- 森脇久隆 学長挨拶
- 王副学長(産官学連携担当)に聞く
- 研究シーズ
どこでも、いつでも、誰にでも簡単操作で”菌”の件k出判定が可能に - インタビュー
”現場で使える金型”が高評価
特集1:森脇 久隆 学長挨拶
目標は、地域に根ざしたグローバル化(グローカリゼーション)
2014年4月1日付で岐阜大学長をお預かりすることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。さて現在の日本を取り巻く課題は「少子化」、それに伴い「地域をどうするか」、また「グローバル化」の3点につきると思います。私ども岐阜大学は「地域に根ざしたグローバル化(グローカリゼーション)」を目標に掲げ、教育、研究、診療の総力を挙げて地域に貢献できるよう心がけています。それには何より地域の需要を正確にくみ取ることが必須です。その窓口機能は、特に「ものづくり中部」の中枢を担う岐阜大学にとって、産官学連携推進本部が担います。当本部は2014年4月から新しい本庁の下で装いも新たに運営されています。ますます地域企業の皆様と密接にコンタクトし、かつ新規イノベーションのお手伝いが出来るよう努力してまいりますので、どうか気軽にご相談、ご利用いただきますようお願い申し上げます。地域と岐阜大学との産官学連携推進本部を介した連携が、実り多い地域振興に結びつくことを心より願い、ご挨拶といたします。

特集2:研究シーズ
どこでも いつでも、だれにでも簡単操作で”菌”の検出判定が可能に
病原微生物株約2万株を保有
2002年から文部科学種の生物基盤整備事業(NBRP)の支援をうけて病原微生物の系統保存と分譲サービスを行ってきた。約2万株のコレクションの背景には医学部の微生物学講座が開講された1950年から歴代の3代の教授が収集してきた菌株保存の歴史がある。
世界の病原細菌学の歴史を背負った株も沢山保有している。1990年に口座を引き受けたとき、これらの菌株をどのようし有効利用するか長い間、知恵を絞った。系統保存と分類という地味な活動を積極的に研究と社会に役立スタイルの変える方法を模索してきた。このままでは貴重な菌株が埋もれてしまうとの危機感から、病原体の検出同定法を簡易化し、専門家でなくても微生物をスクリーニングする手法を導入すれば、仕事の展開が広がり、社会貢献ができると考えた。


特集3:"現場で使える金型”が高評価
学生金型グランプリで金賞受賞
身近にある製品はじめ、ほとんどの工業製品が金型から作られている。大学に入るまでは存在すら知らなかった金型。工学部機械システム工学科や機能材料工学科への入学後、先輩の助言もあり、徐々に金型に興味を抱きはじめる。金型分野の技術革新へと興味の対象が益々広がっていく。将来はものづくり技術に携わる職に就きたいと夢を抱く学生たち。
この度、第6回学生金型グランプリのプラスチック型部門で金賞を受賞した、金型創成技術研究センターで学ぶ学生にインタビューしました。
学生金型グランプリで金賞受賞 インタビュー(聞き手 品田 由美).pdf
