ペットボトル飲料『お茶』の開発
株式会社 白川園本舗
(本社:岐阜県 加茂郡 白川町) 資本金5400万円
岐阜大学 「やさ茶」学生プロジェクトグループ、工学部
神谷教授
共同研究の内容・成果
「広報・PR論入門」の授業から生まれた学生有志グループが主体となって、ペットボトル飲料のお茶『やさ茶』を企画しました。東濃信用金庫の協力を受け、茶葉の生産を担う株式会社 白川園本舗と共同開発を開始しました。 岐阜大学の地下110mからくみ上げた硬度14mg/Lの軟水と、茶の名産地・岐阜県の白川町で育まれた三番茶を用いて、低カフェインで優しい甘さのお茶に仕上げました。平成28年3月から岐阜大学の生協店舗、白川園本舗、岐阜県内の道の駅などで販売しております。(岐阜大学 広報誌「岐大のいぶき」No.32 2016-2017 Autumn-Winter P.20より引用)
「やさ茶」学生プロジェクトグループ 副リーダー 森 明日香さん(応用生物科学部 4年)
工学部の神谷教授と学生の希望者で白川町の茶園を見学に行き、茶畑の美しさと急須で淹れるお茶のおいしさに、私も含めて全員が感動しました。学生の大半がお茶といえばペットボトルという印象で、お茶を淹れるのも初めて。茶農家の後継者不足の悩みも知り、まずは若い世代にこのお茶のおいしさを知ってほしいという思いが募りました。そこで、「広報・PR論入門」の授業から生まれた学生有志グループが企画したのが、ペットボトル飲料の『やさ茶』です。 学生らしい柔軟な発想を商品に反映させていく中、お茶を身近に、との想いを込め味や包装などにこだわりました。包装や商品名のほか、特にこだわったのが茶葉の選定と茶の風味です。カフェインや渋みが少ないことから選んだ白川町の三番茶は、硬度が低い大学の地下水と相性がいいことが分かりました。お茶を身近に感じてほしいという私たちの想いを込め、子どもも飲みやすい、甘みのある優しい味に仕上げました。プロジェクトでは今後、販路拡大と茶畑ツアーの実現を目指します。多くの人に愛されるお茶になってほしいです。(岐阜大学 広報誌「岐大のいぶき」No.32 2016-2017 Autumn-Winter P.21より改変して引用)
メディア掲載
▽日本経済新聞「キャンパス発この一品:ペットボトル入り番茶 学内の地下水で甘味引き出す」2016年4月20日
▽朝日新聞「岐大の地下水、番茶に ペットボトル入り試験販売」2016年3月31日
▽読売新聞「学生連携「やさ茶」誕生 大学の地下水飲みやすく 岐阜大グループ」2016年3月16日
▽中日新聞「岐大の地下水でペットボトル茶 学生が白川園本舗と商品化」2016年3月16日
▽岐阜新聞「大学の井戸水で「番茶」 岐阜大生らが企業と連携,開発 道の駅などで試験販売」2016年3月16日
▽旺文社「蛍雪時代」 2016年6月号 [北陸・東海]キャンパスNewsの中で,国公立大:岐阜大学『大学の地下水を使用したお茶「やさ茶」の販売をスタート』として紹介