PROJECT No.31二村 学教授77KEY WORDSPROJECT NAMEMESSAGE FROM THE PROJECT LEADER医学部附属病院 乳腺外科 本プロジェクトでは、がんの代謝特性を利用した新規抗がん薬の開発を目指します。がん細 胞 はミトコンドリアの機 能 異 常を来しており、糖 代 謝において解 糖 系 が亢 進しています(ワーバーグ効果)。これはがん代謝の特徴であり、そのメカニズムも徐々に解明されてきています。私たちはがん代謝を制御・阻害する低分子の同定・開発を理論的創薬法に則り進めて行きます。本チームは医学、薬学、工学の研究者による編成によって候補分子の同定・解析を進め、製薬企業、地域企業とも連携して実現化、新たな産業の創設を目指します。 国民の�人に�人ががんに罹患する現代、ポストゲノムと言われるがん代謝およびミトコンドリア研究に基づく創薬研究は、がんのみならず、変性疾患、加齢にも関係しており、広く人類の健康と福祉の増進に大きく寄与すると考えます。がん/ミトコンドリア/代謝/ワーバーグ効果/解糖系/抗がん薬/低分子/タンパク/RNAがん代謝に着目した理論的創薬が拓くがん克服社会
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