地域創生プロジェクト
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PROJECT NAMEMESSAGE FROM THE PROJECT LEADER工学部電気電子・情報工学科1PROJECT No.01KEY WORDS道路インフラ維持管理/ICT/深層学習/機械学習/データサイエンス/岐阜大学発ベンチャー/知財創出/地域創生/大学の地域貢献/官学連携/JICA/途上国支援/国際協力/東ティモール国立大学/協定校関係強化深井 英和准教授 国内の地方道インフラは今後次々と耐用年数を迎えるにも関わらず、人口減・予算減で維持管理が困難になる事が強く懸念されている。一方、途上国の劣悪な道路インフラ事情は、産業の流通のみならず医療や教育へのアクセスを阻害し、貧困の主たる原因である。 我々は、JICAの東ティモール支援プロジェクトへの参画を機に、情報工学の専門家としてICTと機械学習を用いた路面性状モニタリング統合システムの開発を始めた。当システムは東ティモール国土開発庁のみならず、岐阜県庁道路維持管理課との協議を重ね開発を進めている。当システムを用いる事により、地方と途上国の道路維持管理が、安く、簡単に、確実に、行えるようになる。 本システムは、近々岐阜大学発ベンチャーとして実用化し、まずは岐阜県と東ティモールでの運用を目指して準備中である。研究とシステム開発を並行して進め、より多くの特許を申請し競合他社に対する競争力をつける事を目標としている。ICTとデータサイエンスにより持続的に道路の健康を維持する社会

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