�名KEY WORDS69RESEARCH CONTENT OF MEMBERSPROJECT No.28メンバー創薬シーズ創出支援大岡 敦子上田 浩教授特任助教教授工学部化学・生命工学科、大学院連合創薬医療情報研究科糖鎖生命コア研究所糖鎖分子科学研究センター学術研究・産学官連携推進本部 私は、製薬企業で様々な疾患領域の薬理研 究および知財部 門でバイオ医 薬の特 許戦 略に従 事したバックグラウンドを持っています。この経験を活かし、研究としての面白さに加え、企 業 目 線(既 存 薬との差 別 化、特 許調 査)での創 薬シーズ創 出に貢 献します。さらに、URAの立場を活かし、学内の研究者訪 問 による創 薬シーズ候 補の発 掘およびAMED等の外部資金獲得に向けた情報収集や公募支援による大型予算獲得を目指します。細胞外刺激物質による細胞応答シグナル解析 私 は Gタンパク質 に 関する細 胞 内 シグナル 伝 達 制 御 機 構 について、細 胞レベルで研 究 を行 なってきました 。このプロ ジェクトにおいては 、これまで、研 究 を進 めてきた過 程で、培った知 識 等を利 用し、学 内及 び 関 連 機 関 に あ る 創 薬 シ ーズ を 掘 りおこし、ブラッシュアップするた めに貢 献した いと考 えています。さらに、関 連する他 の 研 究 者 の 方 々との 橋 渡しの 役 目 も担いたいと考えています。 私は、嫌気性菌感染症の病原菌と分離菌の薬剤耐性機構について調べてきました。多くは好気性菌も絡む複数菌感染症であるため、幅広い病原細菌を対象とします。現在、薬剤耐性菌は世界的な問題となる一方、新規抗菌薬の開発は滞っています。耐性菌にも有効で更なる耐性化を誘導しない薬剤の開発は喫緊の課題であり、開発には抗菌力、治療効果の検証は必須です。また、嫌気性菌は、近年の菌叢解析から様々な慢性疾患への関与も示唆されており、感染症以外の疾患の機構解明や治療研究にも貢献していければと思います。田中 香お里創薬シーズ/フレックスシーズプロジェクトメンバーが取り組んでいる研究感染症治療薬の薬効評価
元のページ ../index.html#76