地域創生プロジェクト
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PROJECT NAMEMESSAGE FROM THE PROJECT LEADER65PROJECT No.27KEY WORDS筋萎縮性側索硬化症(ALS)/認知症/パーキンソン病/神経変性疾患/脳神経内科/タンパク質ミスフォールディング病/バイオマーカー/早期診断/Real-time quaking-induced conversion(RT-QuIC)大学院連合創薬医療情報研究科本田 諒准教授 本プロジェクトではALSや認知症、パーキンソン病など、異常タンパク質の蓄積が引き金となる疾患(“タンパク質ミスフォールディング病”と呼ばれます)の新規バイオマーカーの開発に取り組みます。これらの疾患には根治的な療法がないため、早期の治療介入を可能にする高感度検査法(バイオマーカー)の開発が強く望まれています。 我々のプロジェクトでは、「RT-QuIC法」を中心とした新規バイオマーカーの開発に取り組みます。RT-QuIC法はプリオン病の診断法として実用化されていますが、あらゆる異常タンパク質を超高感度に検出できるため、他のタンパク質ミスフォールディング病にも応用可能と考えています。本学は世界に先駆けてプリオン病の研究と治療薬開発に取り組んできた実績があり、これらの知見を活かしてRT-QuIC法の開発と臨床試験を行います。 本プロジェクトによって、ALSや認知症を発症早期に確定診断し、早期治療介入による根治へと繋げることを目指します。認知症やALSの早期治療介入と根治を目指して~ 超高感度検査法の開発 ~

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