地域創生プロジェクト
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�名メンバー細胞外刺激物質による細胞応答シグナル解析 私はGタンパク質に関する細胞内シグナル伝達制御機構について、細胞レベルで研究を行なってきました。このプロジェクトにおいては、これまで、研究を進めてきた過程で、培った知識等を利用し、学内及び関連機関にある創薬シーズを掘りおこし、ブラッシュアップするために貢献したいと考えています。さらに、関連する他の研究者の方々との橋渡しの役目も担いたいと考えています。RESEARCH CONTENT OF MEMBERS63PROJECT No.26KEY WORDS創薬シーズ/フレックスシーズ糖鎖生命コア研究所糖鎖分子科学研究センター田中 香お里教授学術研究・産学官連携推進本部大岡 敦子特任助教工学部化学・生命工学科、大学院連合創薬医療情報研究科上田 浩教授創薬シーズ創出支援 私は、製薬企業で様々な疾患領域の薬理研究および知財部門でバイオ医薬の特許戦略に従事したバックグラウンドを持っています。この経験を活かし、研究としての面白さに加え、企業目線(既存薬との差別化、特許調査)での創薬シーズ創出に貢献します。さらに、URAの立場を活かし、学内の研究者訪問による創薬シーズ候補の発掘およびAMED等の外部資金獲得に向けた情報収集や公募支援による大型予算獲得を目指します。プロジェクトメンバーが取り組んでいる研究感染症治療薬の薬効評価 私は、嫌気性菌感染症の病原菌と分離菌の薬剤耐性機構について調べてきました。多くは好気性菌も絡む複数菌感染症であるため、幅広い病原細菌を対象とします。現在、薬剤耐性菌は世界的な問題となる一方、新規抗菌薬の開発は滞っています。耐性菌にも有効で更なる耐性化を誘導しない薬剤の開発は喫緊の課題であり、開発には抗菌力、治療効果の検証は必須です。また、嫌気性菌は、近年の菌叢解析から様々な慢性疾患への関与も示唆されており、感染症以外の疾患の機構解明や治療研究にも貢献していければと思います。

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