�名54KEY WORDSPROJECT No.22メンバーRESEARCH CONTENT OF MEMBERSスティックスリップ現象活用機能材料 産 業 的 に嫌 われる、破 壊や振 動 などを逆用して、機能性材料を開発することを研究のアイデンティティにして いる 。スティックスリップ現象を活用した機能性繊維の開発およびアクチュエータについても研究している。嫌われ者を人気者に変える研究スタイルは、苦労も多いが成果も出始めている。人体機能アシストスーツでも、他のチームが嫌がる部分を今後担当したい。機械工学科の所 属 だ が 、プラスチックな ど物 質 化 学 に関しての知見もあるため、物質よりの機械系として要望に応えることができる。繊維アクチュエータナノ構造による界面制御武野 明義内藤 圭史機能性繊維/高分子フィルム/クレーズ/視界制御性/マイクロ・ナノバブル/人工筋肉/刺激応答材料/複合材料/接着/界面制御/表面改質/徐放性/電池セパレータ/アクチュエーター/炭素繊維強化樹脂入澤 寿平高橋 紳矢教授准教授准教授特任助教Guコンポジット研究センター、工学部化学・生命工学科 Guコンポジット研究センター 地域連携スマート金型技術研究センター工学部機械工学科Guコンポジット研究センター工学部化学・生命工学科Guコンポジット研究センター、工学部化学・生命工学科 次 世 代 炭 素 繊 維 の 開 発 から、繊 維アクチュエータ、テニスのガット開発まで、高分子材料を中心に社会実装を目指している。このプロジェクトでは、繊維アクチュエータとスポーツ用高分子の開発を行い、人体を支援する動力源と健康面で貢献する。分子構造から高次構造まであやつり、高分子のねじりを利用した繊維アクチュエータでは、国内のトップを争っている。しかし、近年発見された現象であり、まずは、その原理の解明を行っている。今後、新たなアクチュエータとして注目されることは間違いない。この他、低コスト・低エネルギー炭素繊維の開発を大型プロジェクトの代表として推進している。 接着剤の分子が界面でどのような挙動をしているか基 礎 研 究を行うとともに、ナノ構 造 と界 面や接 着 の 知 識 を応 用し、水 を大量に吸着するフィルムなどを開発している。接着関係の企業との共同研究も多い。衣服により体調管理を行うため、基礎的評価から機能化まで担当する。特に、ナノ構造が表面に及ぼす特殊な撥水や吸水現象を得意としている。衣類による人体表面の環境制御を行う素材を開発したい。この他、表面コーティングや接着剤と言った界面に関わる産業の要望に応えることができる。プロジェクトメンバーが取り組んでいる研究クレーズによるナノ多孔ファイバー 高分子の破壊現象を活用した、ナノ多孔ファイバーおよびフィルムの開発を行っている。このファイバーは、、筋肉のように収縮したり、薬剤を効率的に閉じ込めることができる。本プロジェクトでは、人体を支援するアクチュエータ(別テーマの繊維アクチュエータとは原理が異なる)の開発および着る医薬品の開発を通じて、インクルーシブ社会を目指す。本技術は、世界でも唯一の技術となり、前者のアクチュエータは、研究段階だが社会実装可能なレベルを目指す(KPI)。後者の薬剤担持ファイバーは、すでに社会実装を開始できる。機能性高分子、界面制御等に関して産業の要望に応えることができる。
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