プロジェクトWEB冊子2025
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51PROJECT No.21メンバーKEY WORDSRESEARCH CONTENT OF MEMBERSロボット、センサ、AIを用いた手作業・組立作業の自動化・高度化・効率化 ロ ボット、センサ、A Iを活 用することで、熟 練 作 業 者 が 手 作 業で行っている加 工・組 立 などの各種作業を自動化・高度化し、先進的な生産工程の実現を目指す。人間は視覚や手先の感覚を用いて器用かつ柔軟に実 現しているが、他 方、厳しい製 造 規 定に沿い、一定・高品質・低コストおよび追跡可能性が求 められている。ロボットを用いた器 用 な作 業 、視 覚や力 覚 などの各 種 センサを用いた繊細な感覚、AIを利用した高度な知 能 を統 合することで知 能 化・高 度 化 を目 指す。伊藤 聡山田 貴孝サイバーフィジカルシステム/デジタルツイン/ A I / I oT /ロ ボット/ 自 動 搬 送 機 /ドローン/ 遠 隔 医 療・介 護・教育/VR/ MR/アバター/画 像認 識/協調ロボット/ソフトロボット毛利 哲也永井 学志松下 光次郎佐藤 惇哉ロボット遠隔操作のための高現実感提示法の研究開発 これまでに研究開発した人間型ロボットハンド技 術を応 用して、ロボットの遠 隔 操作 時の高 現 実 感 提 示 法 を研 究 開 発する。少 子 高 齢 化 に伴う人 材 不 足のた め、生 産現 場 等 で は 遠 隔 地 から操 作 者 が 多 数 のロ ボットを操 作する必 要 が ある。従 来 は指 先 に 微 小 な 力 提 示しか できな かった触 覚技 術 を 人 間 と同 程 度 まで に 高 め 、操作者の三感を相互的に刺激して、作業の効率化、エネルギー消費の削減を目指し、働きが いや 経 済 成 長 に も寄 与する。このような技 術 は COV I D - � � 等の感 染 症 対 策にも有 効である。 IoTデバイスとCAEシミュレーションによる産業機器のデジタルツイン化  普 及 期 にあるI oT デバイスによる状 態モニタリングとエッジコンピューティングに、CAEシミュレーションを組み合わせることで、産業機器や生産環境のデジタルツイン化を目 指 す。環 境 や 既 存 の 機 器 に 後 付 けし、稼 働 状 態 をモ ニタリングするだ けで なくその挙動を予測することで、効率的な生産が可 能 となる.工 場 生 産 に 留 まらず、無 線ネットワークに太 陽 光 発 電や振 動 発 電 などのエナジーハ ー ベスタと組 み合 わ せることで、建 設 物や施 設 農 業 へ の 応 用 も考えうる。教授教授教授准教授教授准教授工学部機械工学科工学部機械工学科工学部機械工学科工学部機械工学科工学部機械工学科工学部機械工学科AI・IoT・ロボット・3DVR/MRの地域社会への実装・私は、AI・IoT・ロボット・�DVR/MRの社会実装を主眼として研究を行っています。・相談があった時には、まず現場を訪問をさせて頂き、ニーズ分析をさせて頂きます。その上で、システム試作を行い、現場の人と一緒に実装・改良させて頂く方針で進めていきます。・ポイントは 、普 及 技 術 に 基 づきハ ードとソフトのバランスの良い安価・適切精度システムを作れることです。・これまで、カメラ画像分析(深層学習)、協働ロボット、遠隔操作ロボット、無人搬送車、計測制御IoT、�DVR安全講習、�DMR作業補助などの現場適合型システムを提供してきました。AIを活用した環境変化にロバストなビジョン技術の開発 AIや進化計算を活用した画像計測技術の研 究 開 発に取り組んでいる。プロジェクトではロボットに人間と同等以上の視覚認識能力を持たせる技術開発に取り組む。画像技術は照明をはじめとする外部環境の変化に弱く、性能を維持するためには各環境に合わせたパラメータ群の調整が必要である。完全自動化・無人化のためには、動的に調整できるようなアルゴリズムが必 要である。この技術開発に取り組むことで、実用的なシステムを実現する。��名プロジェクトメンバーが取り組んでいる研究ヒトの運動の生成原理の解明とロボット制御への応用 情報系出身のロボット工学者で、運動の制 御 に 関する研 究 を行っている 。本プ ロジェクトでは、移動ロボットを中心に、生産現場・物流や教育での自律ロボットの活用を目 指す。研 究 者としては 、実 用 化 ばかりでなく、所望のパフォーマンスが得れる理由の解明も大事にしようと心がけている。執筆時 現 在 、県の航 空 宇 宙 生 産 技 術 に関するプ ロ ジェクト研 究 に お いて、自 律 搬 送 のテーマに参 画している。移 動 はロボットにとって空 間 変 位を実 現する基 本 的 な必 須動作の一つであり、いずれは工場だけでなく人 が共 存する一 般 社 会で安 全・効 率 的 に活用させることを期待している。

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