49PROJECT No.21PROJECT NAME低炭素社会を目指すグリーンAI技術の実現MESSAGE FROM THE PROJECT LEADERKEY WORDS人工知能/深層学習/機械学習/学習理論/低消費電力/CO�削減/エッジコンピューティング/自動化/生産性向上/グリーンイノベーション/低酸素社会人工知能研究推進センター、工学部電気電子・情報工学科加藤 邦人教授、センター長 人工知能(AI)技術の発展にともない、AIが消費する電力は増大を続けている。AIが学習し、推論するためのコンピュータ資源は年々巨大化し、研究者の間ではすでに電力の確保が難しい状況となりつつある。今後、AIが普及した社会ではその電力消費量=CO�排出量が大きな社会問題となることが指摘され始めている。 AIは作業を効率化し、生産性を向上させ、人々の生活を豊かにする技術である。高度なAIが生活の様々な場面をサポートする社会を実現するためにも、より高効率、低消費電力な「グリーンAI」を実現する。 少ないコンピュータ資源で、かつ短時間で学習できるAIの学習理論の確立と、低消費電力の小型コンピュータで実行可能なコンパクトなAIモデルの実現を目標とする。また、これらの課題はAI研究者のみならず、AIを導入し活用するすべての人々の課題となる。AI基礎技術の研究のみならず、AIが普及した社会システム全体の最適化までをプロジェクトの目標とする。
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