プロジェクトWEB冊子2025
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�名KEY WORDS48RESEARCH CONTENT OF MEMBERS自然環境と人びとの生活・文化との関係からみた地域防災・防災教育の促進 私は、「人と自然との関係」を大きなテーマに、地理学から自然環境と人びとの生活や文化との関わりについて研究しています。教育学部の学生と共に、水害伝承と地域住民の災害への意識との関係、GIS分析や現地調査等による地域住民の発災時の避難ルートの検討、学校での防災教育の教材や授業の検討等について取り組んでいます。本プロジェクトでは、地域防災や学校防災について今までの研究の取り組み経験から支援を行います。本研究により、地域に居住する人々の生活・文化に寄り添った地域防災、学校防災の推進が期待されます。PROJECT No.20メンバー能島 暢呂橋本 操人材育成/ネットワーク化/減災協働社会/清流の国ぎふ防災リーダー/げんさい楽座/げんさい未来塾/防災活動大賞/災害・避難カード/学校防災/地域防災/多様性/PBL/EBPM/レジリエンス/ハブ機能/地方自治体/清流の国ぎふ防災・減災センター髙木 朗義小山 真紀教授准教授教授准教授環境社会共生体研究センター 工学部社会基盤工学科地域減災研究センター教育学部社会科教育(地理)社会システム経営学環非専門家でも使える防災学習教材の開発 私は、防災まちづくりを専門としており、最近は災害の備えの行動変容や豪雨時の住 民 避 難 促 進 を研 究しています。本プ ロジェクトでは、育成した防災人材の活躍の場 づくりに 関 する 実 践 研 究 を行 います。「げんさい未来塾」卒塾生による避難確保計画や個別避難計画の作成支援を目標とします。波及効果として「げんさい未来塾」卒 塾 生が独 自に地 域 社 会で活 躍することが期待できます。実際に行動できる人材育成のあり方 私 は、地 域防災を専 門としていて、災害時 の 直 接・間 接 の 死 傷や困 窮 に至るメカニズムの解明や、それを防ぐ方策の提案および社会実装について研究しています。本プロジェクトでは、人 材育成プログラムの設計と実装を担当しています。地域の防災人 材 育 成 の 課 題として、育 成 人 材 が 自 主活 動できるほどのスキルを持っていない、フォローアップや活動の場がないということが問題になっています。本研究では、「実際に動ける人材育成」の実現や育成人材の実際の地域社会での活躍が期待できます。プロジェクトメンバーが取り組んでいる研究地震ハザードの理解促進と備えの強化 私の専門分野は地震防災で、地震ハザード・リスク分析やライフラインの被害・復旧予 測 に 関する研 究 に 取り組 んでいます。本プ ロ ジェクトで は 、過 去 の 被 災 経 験 を通じて得られた知見や地震調査研究推進本 部 が 提 供する情 報 に 基 づいて、人 々が必要な知識を身に付け、それを地域における実 践 的 な防 災 活 動 につなげられるように支援します.自分たちの生命や暮らしを自 分たちで守 れるような減 災 協 働 社 会の実現が期待できます。

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