RESEARCH CONTENT OF MEMBERS44PROJECT No.19KEY WORDSサイバーフィジカルシステム/デジタルツイン/AI/IoT/ロボット/自動搬送機/ドローン/遠隔医療・介護・教育/VR/MR/アバター/画像認識/協調ロボット/ソフトロボット工学部機械工学科伊藤 和晃教授工学部機械工学科上木 諭准教授工学部機械工学科山田 宏尚教授工学部機械工学科朝原 誠准教授工学部機械工学科玉川 浩久教授工学部機械工学科池田 貴公助教メンバー安全で効率的な遠隔制御システムの開発 安全性と作業性を考慮した遠隔制御システムの研究を行う。人間の判断力とそれを補助する知能機械システムとの融合により、より安全で作業効率の高い遠隔制御システムを構築し、作業者への負担軽減となる遠隔制御システムの実現を目指す。現地で操作しているような安定性を実現する制御システム、熟練者による技を模倣した半自動制御、及び自動制御や機械学習を活用した操作者支援システムなどの開発を目指す。建設ロボットの遠隔制御・応用機械システム講座・教授・遠隔制御により安全に建機の作業が行えるシステムを構築・油圧システムを利用した大型建機の遠隔操作システムにVR/ARを適用・これまで多くの企業と共同研究をおこなっており成果を出している・災害復興、建機業界の人材不足への対応などに貢献できるAIを活用した反応炉のDX化 私はこれまでにエネルギーの高効率・低環境負荷を実現する技術開発を進めてきました。本プロジェクトでは、エネルギー変換・利用環境にIoTやAIを実装し、DX化による技術革新を実現します。化学プラントや熱処理炉の内部状態を、圧縮センシングによりリアルタイムで再構築・可視化し、AIにより最適運用条件に制御するサイバーフィジカルシステムを構築します。ドローン応用による遠隔作業の自律化 ドローンを応用した遠隔作業システムの研究を行う。ドローンを応用することで人が立ち入ることが困難な環境での作業の実現や効率化を進める。本研究により作業者の安全の確保や、労働者不足の解消を目指す。建設ロボットの遠隔操縦への応用では、ドローンで撮影した映像による視覚支援を行い作業精度の向上や人への負担の軽減に取り組んでいる。また、急勾配な地形である山間部などでの移動・運搬や、林業作業への応用に取り組む。��名生体模倣型多自由度変形ソフトロボットアームの開発 生体親和性の高い材料を用いた多自由度変形性を有するソフトロボットアーム開発を行う。関連研究の歴史は長く、世界中で多くの研究機関が挑戦してきたが、実用化には至っていない。ロボット関連の研究だが、生体関連であることから従来手法とは視点を変え、生体神経信号発生及びその伝達メカニズムを化学熱力学視点から考察し、開発に応用する。生体類似ソフトロボットアーム実用化は工場や工事現場で利用されるロボットを人間生活により近い物にすることを実現する一手段になると考えている。プロジェクトメンバーが取り組んでいる研究AIによる作業工程の自動化によるスマート工場の開発 私はこれまで生産現場における高精度加工ロボットの開発を進めている。匠の技と呼ばれる熟練者の技能・暗黙知を可視化してロボットに再現させるためのAI教示システムや、遠隔地での熟練作業を担う遠隔操作ロボットを実現させることで、環境負荷が少なく、働きがいのあるスマート工場の実現を目指す。また、生産工程が効率化されることで、消費エネルギーを削減することができ、持続可能な生産システム開発を目指す。
元のページ ../index.html#51