プロジェクトWEB冊子2025
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�名42KEY WORDSRESEARCH CONTENT OF MEMBERS地域志向CSRによる共創型マーケティング戦略の構築 私はCSRやSDGsを実践する企業のマーケティング、特に経営理念の浸透を通じたインターナル・マーケティングを専門としています。本プロジェクトでは構築された技術や仕組みが行政・学校・病院・企業・NPOなど多様な組織においてどのように活用され、地域社会の活性化へと繋がっていくのかという視点から貢献できると考えています。持続可能な社会づくりに向けた理念共有と組織内浸透の仕組みづくりを通じて、匠の知と科学の融合を支える地域連携のあり方を探っていきます。PROJECT No.18メンバー畝田 道雄柴田 仁夫精密工学/AI応用/匠の技の科学/刃物学/暗黙知/形式知/感性工学/ロボット技術/スマートマニュファクチュアリング/サスティナビリティ/オープンものづくり吉田 佳典田村 哲嗣矢部 富雄川瀬 真弓工学部機械工学科工学部関の刃物サステナブル技術革新拠点社会システム経営学環地域連携スマート金型技術研究センター 工学部機械工学科工学部電気電子・情報工学科教授拠点長准教授センター長教授准教授教授助教応用生物科学部食農生命科学科社会システム経営学環・工学部強連成サイバーフィジカルシステムに基づく生産プロセスの自動最適化 地域連携スマート金型技術研究センターでは、主に金属加工プロセスの知能化を推進しています。サイバーとフィジカルが常に連携し、兆候管理にとどまらず、プロセス最適化によって逐次的に制御される知能化システムの構築を目指しています。生産年齢人口の減少および技術継承の不全といった社会課題に対し、ニーズに応える実践的な解決策として、社会実装を見据えた取り組みを進めています。感性と技能を捉えるマルチモーダルAI技術の研究 私は最先端のAI技術により、音声・画像・自然言語処理、それらを融合したマルチモーダル処理を研究しており、例としてカメラ画像 の 解 析や、大 規 模 言 語モデルの 活 用 を行っています。またDXや航空宇宙技術に関する共同研究開発にも参画し、リアルタイム・低コストかつ高精度なシステムの構築を目指しています。本プロジェクトでは、こうしたAIの知覚能力を活かし、匠の技能や感性の可視化・定量化を支援する技術基盤として貢献していきます。食と健康をつなぐ食未来研究  私 は 食 品 科 学の専 門 家で、特に食 物 繊維を中心とした食品 成分の機 能性に関する研究をしています。食品成分の機能性がもたらす健康 への寄与と健康寿命の延伸との関係性を解明しようとしています。このプロジェクトでは、暗黙知としての熟練技能を形 式 知として再 構 築する際に食 品 科学の視点で貢献します。匠の知とデザイン思考で新たな価値を見つける 私は異分野共創を目指すワークショップの設計や、デザイン思考教育の研究に取り組んでいます。本プロジェクトでは情報づくり・組織づくりを支えるコミュニケーションの在り方を探求し、成功を支援します。参加者の多角的な視点を活かし、正しい課題を見つける道筋を構築するとともに、デザイン主導によるイノベーションの創出を目指します。異分野連携・感性・創造性の橋渡し役として、共創の場づくりに貢献していきます。プロジェクトメンバーが取り組んでいる研究暗黙知から形式知への昇華による「生産工学・加工学」と「刃物学」の新展開 超精密加工学および刃物学を専門にしています。いずれも「機械」×「化学」×「ものづくり」×「データサイエンス」×「匠の技の科学」・・・というように異分野の掛け算によって新機軸を生み出すことに挑戦中です。これらは、たとえ「超」の付く精密さを求める内容であっても実は「暗黙知」がたくさん潜んでいます。それを可視化(見える化)して次世代に繋げる、それが目標です。その目標に向かって産学連携のもとでさまざまな取り組みを推進しています。

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