�名KEY WORDS40PROJECT No.17メンバーRESEARCH CONTENT OF MEMBERS感性と技能を捉えるマルチモーダルAI技術の研究 私は音声・画像・自然言語処理、さらにそれらを組み合わせたマルチモーダル情報処理の研究に取り組んでいます。近年は車載カメラの画像を対象に、深層学習を用いた道路領域の認識や損傷検知手法の開発を進めています。リアルタイム性・低コスト性の両立に加え、マルチモーダル技術を活用した高精度な認識システムの構築を目指しています。本プロジェクトでは、こうしたAIの知覚能力を活かし、匠の技能や感性の可視化・定量化を支援する技術基盤として貢献していきます。畝田 道雄田村 哲嗣デザイン思考/感性工学/組織力向上/匠の技の科学/刃物学/暗黙知/形式知/マーケティング/AI応用/地域資源/サスティナビリティ/オープンものづくり森部 絢嗣本田 宗央柴田 仁夫川瀬 真弓工学部機械工学科工学部関の刃物サステナブル技術革新拠点工学部電気電子・情報工学科准教授特任教授准教授助教教授拠点長准教授社会システム経営学環応用生物科学部(連係)学術研究・産学官連携推進本部社会システム経営学環社会システム経営学環・工学部モノコトと人をつなげる新たな通信プラットフォームの構築 私は野生動物資源学を専門としています。野生動物の基礎的な自然史研究の他に、初心者でも扱いやすいシカ等を捕獲する罠や携帯電話の通信圏外からでも罠の作動通知を受信できる装置の開発・商品化を行っています。またそれら野生動物研究から得られたノウハウを人間社会の課題解決のため、新たな通信技術を用いて、通信圏外地域における課題解決にむけた通信プラットフォームの構築を図っています。地域の産学オープンイノベーションの推進 機構の教員・研究員および事務職員とともに、研究活動の活性化や研究開発マネジメントの強化を支える業務に取り組んでいます。本プロジェクトでは、産学連携の推進やプロジェクト関連事業にかかる支援業務を担当しています。また、����年�月にオープンした産学融合拠点Tokai Open Innovation Complex (愛称:OKB岐阜大学プラザ)のマネジメントに関わり、本プロジェクトの推進、および地域の産学オープンイノベーションの推進の取り組みをとおして、地域創生に貢献していきます。地域志向CSRによる共創型マーケティング戦略の構築 私はCSRやSDGsを実践する企業のマーケティング、特に経営理念の浸透を通じたインターナル・マーケティングを専門としています。本プロジェクトでは構築された技術や仕組みが行政・学校・病院・企業・NPOなど多様な組織においてどのように活用され、地域社会の活性化へと繋がっていくのかという視点から貢献できると考えています。持続可能な社会づくりに向けた理念共有と組織内浸透の仕組みづくりを通じて、匠の知と科学の融合を支える地域連携のあり方を探っていきます。デザイン思考、感性工学、教育工学 、暗黙知 不確実性が高まり、多様な価値観が共存する現代社会においては、人にやさしく創造的な課題解決が求められています。私は、感性工学・デザイン思考などの感覚や価値観に寄り添うDesign手法を用いて、地域と産業に創造的変革をもたらす研究に取り組んでいます。企業研修などでは共創による課題探索と創造的解決を通じて、使う人と創る人をつなぐ好循環型エコシステムの構築を目指します。KPIとしては、デザイン思考教育の実践実績や産官学連携プロジェクトとして、教育、地域づくり、福祉、マーケティングとの連携プロジェクトを拡大中です。プロジェクトメンバーが取り組んでいる研究暗黙知から形式知への昇華による「生産工学・加工学」と「刃物学」の新展開 超精密加工学および刃物学を専門にしています。いずれも「機械」×「化学」×「ものづくり」×「データサイエンス」×「匠の技の科学」・・・というように異分野の掛け算によって新機軸を生み出すことに挑戦中です。これらは、たとえ「超」の付く精密さを求める内容であっても実は「暗黙知」がたくさん潜んでいます。それを可視化(見える化)して次世代に繋げる、それが目標です。その目標に向かって産学連携のもとでさまざまな取り組みを推進しています。
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