�名RESEARCH CONTENT OF MEMBERS25PROJECT No.11KEY WORDS遺伝的多様性/ウイルス/感染制御/家畜/寄生虫/個体差/細菌/自然宿主/人獣共通感染症/病原性/野生動物/診断系 応用生物科学部共同獣医学科淺野 玄准教授応用生物科学部共同獣医学科齋藤 大蔵助教メンバーわたしたちの身の回りの寄生虫の生態・病態理解に関する研究 私は、寄生虫の生態および病態解明を目的とした分子生物学的研究を展開しています。現代日本において過去の病気と思われがちな寄生虫病ですが、今日でも東海地区を含め日本全国の野生動物が高頻度に人獣共通感染症の原因寄生虫を保持し、これの伝播によるヒト症例が発生しています。本PJでは寄生虫の生態および病態を地域野生動物モデルも活用しながら解明し、得られた知見を野生動物との共生上重要である寄生虫伝播抑制につなげたいと考えています。プロジェクトメンバーが取り組んでいる研究野生動物の保全とリスク管理に関する研究 私は、主に中・大型の哺乳類を対象にした野生動物の保護管理に関わる研究を行ってきました。人獣共通感染症の制御では、野生動物の保全とリスク管理を適切に行うことが重要で、そのための繁殖・生理・生態学的データが不可欠です。このプロジェクトでは、これらのデータを明らかにし、地域の野生動物群集を広い視点で捉えたリスク管理方法を提案していきます。このアプローチは、人獣共通感染症の制御のみならず、野生動物によるさまざまな被害管理にも貢献できます。
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