地域創生プロジェクト
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9PROJECT No.04PROJECT NAME健康管理の省力化による持続可能な畜産業の実現と身近で生物保全を学べる社会MESSAGE FROM THE PROJECT LEADERKEY WORDS家畜/飼育展示動物/野生動物/畜産農家/動物園/水族館/非侵襲的検査/リキッドバイオプシー/健康管理/診断技術/感染症/繁殖/省力化応用生物科学部共同獣医学科猪島 康雄 教授 飼養頭数の大規模化に反して担い手不足と高齢化で減り続ける畜産農家と産業動物獣医師、および展示動物の施設内での繁殖が必要な動物園・水族館では、動物の健康管理の省力化・効率化が必要です。従来からの採血による各種検査は重要ですが、数百頭規模の家畜や動物園・水族館展示動物、および野生動物では、簡単に採血できないこともあります。本プロジェクトでは、乳汁、唾液、糞便や、動物を吸血した昆虫、動物がいる環境の拭き取り(スワブ)を検査材料とし、採血に頼らずに家畜や野生動物の健康検査を可能にする技術の確立を目指しています。畜産農家、産業動物獣医師、動物園・水族館職員、野生動物研究者の負担を軽減し、持続可能な畜産業の実現と身近で生物保全を学べる社会を目指します。

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