�名132KEY WORDSPROJECT No.53メンバーRESEARCH CONTENT OF MEMBERSタンパク質の立体構造および揺らぎの情報に基づいた創薬研究 超高磁場NMRを用いた揺らぎを含めたタンパク質立体構造解析、反応機構の解明、創 薬 研 究 等を行ってきた。本プロジェクトでは 、未 利 用 産 業 廃 棄 物 に含まれる有 効成分の生物活性メカニズムを分子レベルで明らかにする。構 造 生 物 学を用いて、天 然由来成分の生物活性機序を解明することで、生物活性の科学的なエビデンスを示す基礎知 見 を得る。先 端 研 究 設 備で本プロ ジェクト支える。山内 恒生鎌足 雄司メディカルアロマ/コスメ/産業廃棄物/食品/木材/エッシェンシャルオイル/生物活性/活性成分/作用機序/SDGs光永 徹島田 昌也福島 和彦鈴木 史朗准教授助教名誉教授准教授教授准教授応用生物科学部応用生命化学科糖鎖生命コア研究所糖鎖分子科学研究センター大学院連合農学研究科応用生物科学部食農生命科学科名古屋大学大学院生命農学研究科応用生物科学部応用生命化学科木材精油を用いたメディカルアロマセラピーに関する研究 メディカルアロマセラピー の 先 駆 的 な研究者である。主にヨーロッパで取り入れられている、メディカルアロマセラピーという概 念 を国 内 に取り入 れ 、木 材 精 油 香気 成 分 の 動 物 へ の 生 理 機 能 を調 査してきた。木材会社との長年の共同研究により、岐 阜 県 産 樹 木 精 油 の 抗 ストレス 作 用 、抗 う つ 作 用 な どの 生 理 機 能 を 明らか にしてきた 。本プロジェクトでは木材の産業廃 棄 物 から、精 油 の 抽 出 と、動 物 実 験 の計 画、実施を担当する。実験動物を用いた食品成分の代謝疾患制御機構の解明 実験動物を用いて、栄養素・食品成分による糖尿病、脂質代謝異常、脂肪肝などの代 謝 性 疾 患 の 制 御 機 構 を研 究しており、多 数 の論文執筆を含む顕著な業績を残してきた。動物実験の専門家として、これまでにメディカルアロマセラピーに関する実験においても有用な助言を行ってきた。本プロジェクトにおいても、動物の飼育や行動試験、解剖などを担当し、助言を行う。樹木形成機構の解明と木質バイオマスの応用研究 一 貫 してリグニン の 化 学 構 造 解 明 や化 学的 有 効 利 用 の 道 を 探 求 して い る 。樹 木 の 主 要 成 分の一つであるリグニンの生 合 成 新 規 経 路を、世 界に先 駆 けて提 唱した。さらに水溶性のリグニン前駆物質のケミカルマッピング(細胞レベルで化合物の局 在 を可 視 化 )を可 能 にした 。基 礎 から応 用 まで国内外で高い評価を得る研究を展開しており、関連分野で多くの業績を残している。これまでの研究を通した豊富な経験と幅広い人脈を活かし、本プロジェクトでは木材の化学利用を推進する。木質バイオマスの生合成機構の解明 地 球 上に最 も多く存 在する生 物 資 源である木質バイオマスの専門家である。木質バイオマスの内未だに多くの謎が残るヘミセルロースとリグニンの生合成機構の解明と、応用研究を行っており、関連研究において顕著な業績を残している。基礎研究を進める一方、企業との共同研究も進めており、本プロ ジェクトに 関して木 材 利 用 の 面で参画する。プロジェクトメンバーが取り組んでいる研究天然由来生物活性成分の探索と分子メカニズムの解明 プ ロ ジェクトリー ダー として 本 事 業 の提 案と統 括 を行う。分 析 化 学 、有 機 化 学 、分 子 生 物 学 、構 造 生 物 学 な ど 多 分 野 の技 術 を 取 り入 れ ることに より、ポリフェノールを含む天然成分の作用メカニズムを明 ら か に して い る 。特 に 天 然 物 化 学 にN M R を用いた構 造 生 物 学 を取り入 れて、天然成分の生体への影響を分子レベルで明らかにする例はなく、本分野で先駆的と言える。本プロジェクト領域の他にも、機能性 食 品 に 関 わる共 同 研 究 を進 めており、本分野においても社会実装が期待できる。
元のページ ../index.html#139