RESEARCH CONTENT OF MEMBERS6PROJECT No.03KEY WORDS子育て/研究者/科学コミュニケーション/かぞく食堂/食育/ワークライフバランス/だんらん学術研究・産学官連携推進本部 大岡 敦子特任助教応用生物科学部共同獣医学科 渡邊 一弘教授応用生物科学部共同獣医学科宮脇 慎吾准教授糖鎖生命コア研究所糖鎖分子科学研究センター高島 茂雄准教授応用生物科学部共同獣医学科堀井 有希助教名古屋大学大学院医学系研究科大屋 愛実助教メンバー動物の医学による科学教育とアウトリーチ活動の実践 私は、獣医外科学を教えながら、応用生物科学部付属動物病院で動物の治療を行なっています。担当する小動物外科学実習では、生体を用いない次世代型シミュレーション教育法の開発を進めており、現代社会のニーズに即した獣医学生の教育を実施しています。これらの経験をかぞく食堂に応用し、地域の子供達に「動物の医学」に触れる機会を提供すると共に、現役の子育て世代の負担を少しでも担えればと考えます。本PJを普及させることで、地域の科学リテラシーの向上に貢献します。男性研究者のワークライフバランス意識調査 私の家族構成は、妻と2人の子供です。昨今の社会や研究者事情の変化に伴い、若手の大学研究者は研究機関の異動や、夫婦共働きの実現、仕事時間と子育て時間の確保などの様々な問題を抱えることになりました。私も複数の大学を渡り歩きながら、自身の研究や業務と子育てに奮闘しています。同世代の研究者や教員の意識・意見を収集しつつ、かぞく食堂の輪を拡げて、岐阜大学が「研究も子育ても最大限に楽しめる」環境にしていきたいと考えています。将来的には、こういった環境の魅力に惹かれて、優秀な研究者や学生が岐阜大学で働きたい・学びたいと思える好循環を生み出します。研究サポートによるワークライフバランスの向上 私は、共同利用機器を提供する施設で学内の研究者の研究サポートを行っています。この施設には学生から教員まで毎日様々な立場の研究者が訪れます。その中には子供のお迎えのために実験を途中で中止して帰らないといけない方や、夜遅くまで残って実験を続けたり、深夜から実験を始めたりする方もいて、研究と家庭生活の両立の難しさを感じます。どのような研究サポートを行えば研究者のワークライフバランスを良くすることができるのかを考え、実践することで岐阜大学の研究者が研究も家庭も充実できる環境作リに貢献します。子育てしながら研究を続けやすい環境の構築 私は名古屋大学で生理学を教えながら、基礎研究を行なっています。プライベートでは、会社員の夫と二人三脚で5歳の息子を育てています。 私が解決したいこと、それは結婚・出産を機に研究の道を離れてしまう女性を減らすことです。育児をしながら研究を続けることはとても大変なのは事実で、私自身辞めたいと思ったことがあります。しかし、それを食い止めたのは子育てをしている研究者コミュニティの存在でした。かぞく食堂を通して研究者同士のネットワークを築き、女性研究者数を増やしたいと思います。プロジェクトメンバーが取り組んでいる研究�名科学コミュニケーションの場世代を超えた科学コミュニケーションの実態調査(かぞく食堂)の仕組みづくり 私は、2人の子供を育てながら、岐阜大学で 私は、大学院生のときに結婚しました。研究支援業務(URA)に従事しています。今は、子供を育てながら、冬眠の研究をして 研究者訪問をする中で、共働きの子育ています。また、夫も岐阜大学の研究者です。研究者のコミュニティの希薄さ、親子の食私は本プロジェクト主軸となる「かぞく生活の難しさを耳にする中、私自身も食事食堂」において、多角的なデータ収集・準備に手が回らず、家族の栄養バランスに解析を行い、健康・子供の発育・親世代の不安を抱いています。研究成果等に相互作用することを示して そこで、まず子育て研究者が井戸端会議をいきたいと思っています。最終的には、行う場を提供するとともに、親子の食事に子育てだけでなく、様々なかたちでのライフよる栄養バランス向上を目指します。このワークバランスを両立しながら研究で活躍取り組みを通じて、学生や他大学、地域とのできる環境づくりへ貢献していきます。交流活性に発展し、岐阜大学の地域中核大学としてのプレゼンス向上に貢献します。
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