�名異材接合法の高信頼性化 異種材料の接合法の開発や高ひずみ速度における変形現象の解明を行っています。 このプロジェクトでは異種材料の接合性能を向上させ、高機能部品の開発を推進します。接合法はオリジナルのもので、チタンと軟鋼、銅とアルミ合金の異材接合板を製作しました。接合板の成形素材への適用を目指し、塑性変形能を明らかにします。これまでに衝撃吸収構造部材の開発や塑性成形法の開発などで企業との共同研究実績があり、変形や加工の分野を中心に支援したいと考えています。RESEARCH CONTENT OF MEMBERS118PROJECT No.48KEY WORDSプロセス機序の理解/AI/IOT/複合化/自動化/省人化(生産年齢人口減への対応)/予知保全/CBM/低消費電力加工/低消費原料/高速化工学部機械工学科、地域連携・スマート金型技術研究センター吉田 佳典教授センター長工学部機械工学科、工学部附属プラズマ応用研究センター西田 哲准教授工学部機械工学科、工学部附属プラズマ応用研究センター宮坂 武志教授副センター長工学部機械工学科、地域連携・スマート金型技術研究センター新川 真人准教授副センター長工学部機械工学科、地域連携・スマート金型技術研究センター山下 実教授副センター長工学部機械工学科、工学部附属プラズマ応用研究センター地域連携・スマート金型技術研究センター上坂 裕之教授メンバープラズマ表面加工装置の超高速化 プラズマCVDでの高速成膜について研究しています。表面加工(コーティング)を短時間で行うことにより生産性を向上させようとしています。高速加工を実現するために化学反応と流れ場をうまく組み合わせていることが特徴です。高速成膜の原理は明らかになっているので金型の表面加工へ応用するために金型の近傍でプラズマをどう生成するかが課題になっています。この研究は触媒や、電極材料など空隙率が高い堆積物の作製手法としても使用できます。プラズマ表面加工装置の超低消費電力・低消費原料化 これまで宇宙機器用プラズマ推進器の研究開発に携わってきました。本プロジェクトでは、これまでのプラズマ宇宙推進機の研究開発で長年にわたって培ってきた、超低消費電力・超省原料ガス化の設計思想やその実現のためのシミュレーション技術をプラズマ表面加工装置に適用し、その環境性能進化に貢献したいと考えています。溶融加工技術および金型の高度化 各種計測技術を活用して現象の可視化を行い、その情報と数値シミュレーションを活用することにより鋳造、射出成形、切削、金属AMの現象解明に取り組んでいます。また、ドメイン知識の塊でもある金型を工学的視点から総合的に議論することによって、金型技術の高度化、知能化を目指した研究も行っています。東海地域は世界有数のものづくり集積地域であり、そのなかで生産加工の研究が果たすべき役割と責任は大きく、地域の課題解決と発展に資する活動をしています。プラズマを用いた材料表界面機能の制御 プラズマを用いて材料表界面の機能性・機械的応答特性を向上する研究を行っています。例えば、プラズマCVDで合成された炭素膜により地熱発電プラント内の部材表面への不要堆積物が抑制できます。大気圧プラズマを活用してシリカナノ粒子を部材表面に強固に担持すると従来セラミックス材料でしか発現しなかった水中での超低摩擦現象が、鋼材ベースの安価な部材上でも発現します。これらは、しゅう動要素金型、工具、プラント部材、など幅広い分野に応用可能です。プロジェクトメンバーが取り組んでいる研究強連成サイバーフィジカルシステムに基づく生産プロセスの自動最適化 地域連携スマート金型技術研究センターで、主に金属加工プロセスの知能化を推進しております。サイバー(IoT、シミュレーション)とフィジカル(プレス・3Dプリンター、金型)が常に連携をとり、兆候管理(異常検知・停止)のみならずプロセス最適化(金型および加工機の自律的調整)か、AIによって逐次行われる知能化システムを構築します。生産年齢人口減少および技術伝承不全問題への解決策として、深刻な社会ニーズに対応すべく社会実装を目指します。
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