PROJECT NAMEMESSAGE FROM THE PROJECT LEADER5PROJECT No.03KEY WORDS子育て/研究者/科学コミュニケーション/かぞく食堂/食育/ワークライフバランス/だんらん学術研究・産学官連携推進本部大岡 敦子特任助教 私たちの解決する課題は、➀子育て世代の研究者が抱える「研究」と「子育て」とのワークライフバランスの適正化、➁地域の科学教育の活性化です。子供と食事を囲む時間は、子供の発育とともに家族のQOLの向上に重要です。また、幼少期より科学を身近に感じられる環境は子供の知的好奇心を高めると共に、アカデミアを支える人材教育の礎となります。そこで課題を解決する手段として「かぞく食堂」の活動を発信します。現在、こども食堂が全国的に普及しつつあり、食育・学童保育の場としての役割も広がっています。本PJでは、こども食堂を大学ならではの科学コミュニケーションの場として「かぞく食堂」に発展させます。親であると同時に研究者でもある参加者は、食育や科学教育を通して次世代の子供達に研究や科学の楽しさを伝えると共に子育てや研究の意見交換・情報共有をする場として「かぞく食堂」を活用でき、学生のボランティアも加わることで、地域の人材の好循環を生み出します。「かぞく食堂」は、かつて地域に存在した井戸端会議のように、互いの顔が見える関係、様々な場面で共助に役立つことが期待されます。この場を地域の科学教育へと発展させ、2030年には「かぞく食堂」出身の学生ボランティアで運営されることを目指します。アカデミアコミュニティーから発信する世代を超えた科学コミュニケーション社会の創出
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