地域創生プロジェクト
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�名PVの光電変換効率大幅向上成膜技術と波長選択的エネルギー活用技術 化学系に所属し、有機材料でエネルギー・情報化社会に貢献することを目指しています。光、特に、目に見えない安全な赤外光を効率よく活用する波長選択的な独自有機材料の開発が、私のアピールポイントです。この独自有機材料と企業、大学の皆様の得意な技術を組み合わせることで、赤外光関連技術が急速に加速され、光電変換、自動運転、自動ブレーキ、赤外光センサ、超高速光通信の関連技術がより高性能化され、想像もしない豊かで、安全な社会が実現できると信じております。RESEARCH CONTENT OF MEMBERS112PROJECT No.45KEY WORDSカーボンニュートラル/カーボンリサイクル/再生可能エネルギー/エネルギーシステム/熱マネジメント/CCUS/高効率エネルギー変換/エネルギーアップグレード化/エネルギー貯蔵/レジリエンス/カーボン固定化地方創生エネルギーシステム研究センター上宮 成之教授地方創生エネルギーシステム研究センター吉田 弘樹教授地方創生エネルギーシステム研究センター小林 智尚教授地方創生エネルギーシステム研究センター小林 信介教授地方創生エネルギーシステム研究センター船曳 一正教授メンバー蓄エネルギーおよびエネルギーマネジメント最適化と地熱活用技術 カーボンニュートラルやSDGsを推進するには再エネは必須であり、それに関した蓄電池開発と地熱発電に注力しています。多くの再エネは変動するため、需要とのミスマッチを解消するには蓄エネが必要です。そこで充電電力に依らずに蓄エネできるレドックスフロー電池に注目し、県内企業と開発しています。また、地熱は連続かつ安定なエネルギーですが、固有の維持管理に要する負担が大きく、それを軽減する研究をしています。この様なフィジビリティスタディから社会実装が我々の役目の一つと考えています。その他、劣化太陽電池の回復、光・レーザー応用の共同研究や知財も積極的に取り組んでいます。自然エネルギー生産量予測とエネルギーシステムのレジリエンス化 再生可能エネルギーのうち太陽光発電や波力発電などは気象などの変化を受けます。私は数値モデルを用いて気象予報や波浪予測を行い、工学の分野に利用する試みを行っています。本プロジェクトでは特に天気予報による数日先までの日射や風速の予測から太陽光発電や風力発電の発電量予測を行っています。この予測情報はマイクログリッドの戦略的運用に貢献しています。この予測技術をエネルギー分野のみならさまざまな分野に展開することを目指しています。低品位バイオマスエネルギーアップグレードと余剰電力利用カーボンリサイクル技術 有機系廃棄物(バイオマス)を資源とするエネルギー変換プロセスの開発に長年取り組んできました。本プロジェクトでは未利用バイオマスの有効利用、特に資源化において鍵となる前処理プロセスの効率化を図ることで、高効率なバイオマスエネルギー変換とCO�削減に貢献します。プロジェクトにおいては地域におけるバイオマスの積極利用と利用率の向上を念頭に、前処理プロセスの省エネ20%、あるいはバイマス発熱量の20%アップを目指します。本プロジェクトで実施するバイオマスのエネルギー変換やプロセス開発だけではなく、大気圧プラズマを利用したCCUにおいても共同研究が可能です。プロジェクトメンバーが取り組んでいる研究水素製造・CO�分離回収および燃料・化学原料合成 出身は化学系でエネルギーや環境に関係する反応や分離の研究を行っています。 プロジェクトでは、水素製造の高効率化に必要な触媒や分離膜、さらにはカーボンニュートラルな再生可能エネルギーを利用した水素利用エネルギーシステムに向けて基盤技術の開発を行っています。反応と分離の組み合わせなどこれまでにない新規な化学反応プロセスの開発が私の研究アピールポイントです。ただし解決しなくてはならない課題に関しては、これまでの専門にとらわれず積極的チャレンジします。県の温暖化対策に貢献できる競争的資金または共同研究を1件以上の取得を目指します。

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