地域創生プロジェクト
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�名メンバー雷放電の徹底解明・3Dマッピング・予測および制御技術の開発 私は雷の研究が専門で、雷放電の高精度な3Dマッピング技術・落雷の予測技術・雷の制御技術の開発を担当しています。これらの技術はさまざまな分野の雷害対策に応用できますが、とりわけ、日本海側の洋上風力発電システムの雷害対策に実装することで洋上風力発電の普及に貢献できると期待されます。RESEARCH CONTENT OF MEMBERS110PROJECT No.44KEY WORDS気象データ/天気予報/豪雨/台風/落雷/大気乱流/防災・減災/気候変動/再生可能エネルギー/レーザー光通信/交通/気象モデリング/AIモデリング/先端気象観測/データ同化工学部附属応用気象研究センター吉野 純教授センター長工学部附属応用気象研究センター大気水圏研究部門玉川 一郎教授部門長工学部附属応用気象研究センター大気海洋研究部門小林 智尚教授部門長工学部附属応用気象研究センター大気海洋研究部門吉田 弘樹教授副部門長工学部附属応用気象研究センター大気電気研究部門王 道洪教授部門長気象観測とそのデータ利用 私は大気乱流を含む様々な気象観測を行って研究を進めています。私は、レーザー通信に影響する大気乱流や山地での気象観測等さまざまなデータを取得し研究を進めます。通常の気象観測ではカバーされないデータを取得して、それを活かして、モデリングの高度化に貢献します。気象観測が必要なところなら、どこでも貢献するつもりです。太陽光発電の発電量予測技術の開発と高精度化 再生可能エネルギーのうち太陽光発電や波力発電などは気象などの変化の影響を強く受けます。私は数値モデルを用いて気象予報や波浪予測をおこない、工学の分野への活用、特に太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの予測技術開発を行っています。この予測情報はたとえばマイクログリッドの戦略的運用に貢献できるものです。再生可能エネルギーを効率的に活用できる社会に貢献したいと思っています。レーザー気象計測と気象データへの機械学習応用 私はレーザーを用いた気象計測や、人工衛星を始めとする気象データ等に機械学習を応用した予測を行っています。レーザーを用いることで大気擾乱などを広範囲で高速に計測することを可能にします。機械学習を応用することで、複雑な気象の予測を低コストで高速に行えるようにします。また、画像計測やレーザーを応用した共同研究や知財にも積極的に取り組んでいます。プロジェクトメンバーが取り組んでいる研究気象モデリングとAIモデリングの融合による局地気象予報エミュレータの構築 私は気象モデリングの研究が専門で、このプロジェクトでは力学モデリングとAIモデリングを組み合わせた新しい局地気象予報エミュレータの開発を担当します。これにより、力学モデリングの精度を維持しつつ、少ない計算機資源でも高速に気象予測が行えるようになることを目標とします。この技術を、産業界の様々な分野に実装することで、交通・エネルギー・通信・農業・小売業などの高精度な需要量予測が可能になり、無駄が少なく生産性の高い社会に貢献できると期待されます。

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