�名RESEARCH CONTENT OF MEMBERS102PROJECT No.41KEY WORDS生態系サービス/落葉広葉樹二次林/針葉樹人工林/源流/日本海側/太平洋側/積雪/水源涵養/地下水/ケイ素/水温/河川生態系/農地環境応用生物科学部生産環境科学課程地域環境変動適応研究センター大西 健夫教授環境社会共生体研究センター原田 守啓副センター長飛騨プロジェクト協力者:飛騨市長良川源流プロジェクト協力者:一般社団法人 長良川カンパニーNPO法人ORGANメンバー郡上市を対象とした『長良川源流域の河川環境特性の研究とその地域資源化』 私の専門は、河川工学・応用生態工学です。地域環境変動適応研究センター長として、人口減少や気候変動にも適応した自然共生社会をこの岐阜で実現したいと考えており、他分野の研究者や幅広い地域の協力者とともに地域課題解決に取り組んでいます。長良川流域には、流域の川文化の継承、源流域の自然の地域資源としての活用、地域内のエネルギー循環・経済循環の確立などを目指す社会起業家の方々が活躍されています。私は、大学・研究者の立場から、源流域の生態系サービスの価値についての科学的エビデンスを創出することによって、協力者の活動を援護射撃します。プロジェクトメンバーが取り組んでいる研究飛騨市を対象とした『森林・農地の水を介した物質動態の解明』 私の専門は、流域の水や物質循環を研究する水文学です。私は、プロジェクトの全体的な統括をするとともに、積雪が卓越し、落葉広葉樹二次林が70%を占める飛騨市を対象として、この地域の森林が農地環境形成におよぼす影響を評価します。またこの評価を通じて、健全な農地環境をもたらすと思われる森林の機能が地域の資源として認められるための方法を探求します。初年度である2021年度には、既存文献・基礎データの収集を行い順調に進捗しています。本プロジェクト領域以外でも、同様の手法を用いて、多様な地域の森林機能の評価をすることができます。
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