プロジェクトWEB冊子2025
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93KEY WORDSPROJECT No.37能島 暢呂教授PROJECT NAMEMESSAGE FROM THE PROJECT LEADER工学部社会基盤工学科地域減災研究センター ���年程度の活動間隔で周期的に発生している南海トラフ地震とは異なり、活動間隔が非常に長い内陸活断層の地震については、その危険性が軽視される傾向にあります。岐阜県では、最近の数十年というオーダーの時間スケールでみると、地震発生が比較的少ないものの、活断層の密集地帯であることは事実です。活断層の地震は、特に断層近傍において、地表の永久変位ときわめて強い揺れによって激甚な被害をもたらします。そのことについて、行政・民間・一般市民など、あらゆる立場の人々が理解を深め、それぞれがやるべき地震対策を実践して、地域全体の備えを強化する必要があります。私たちは本プロジェクトにおいて、名古屋大学と岐阜大学との協働により、活断層に関する先端的な科学的知見を提供するとともに、その情報を地震対策に結び付けることができる社会にすることを目指します。活断層/トレンチ調査/長期評価/地震発生確率/断層破砕帯/変形構造/地殻変動/GPS観測/ひずみ集中帯/深部地盤/浅部地盤/地震動予測/地震ハザード評価/地震リスク評価/被害想定/地震防災対策活断層に関する最新の情報発信によるレジリエンス社会の実現

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